北部方面
奄美自然観察の森/長雲峠
奄美自然観察の森は長雲峠ながくもとうげの深い森の中に作られた自然公園。 奄美群島第1種国立公園にも指定されており、自然を生かした広い園内は遊歩道が整備され、奄美固有の植物や野鳥、昆虫などを観察しながら散策できる森林公園となっております。 1月~2月は緋寒桜、夏はホタルなど、四季折々の自然が楽しむことができ、バードウォッチングのメッカとして、季節を問わず世界中から多くの野鳥ファンが訪れています。 森林公園とあって、とにかく自然がいっぱい。 奄美にしかない固有種の植物やルリカケスやアカヒゲなどの鳥のさえずりを ...
ソテツ群生地
龍郷町安木屋場集落を見下ろすように、山一面を埋め尽くすソテツの群生林。まさに圧巻! 奄美ではソテツは人々の暮らしになくてはならない植物です。 幹や実からデンプンをとる救荒植物として利用し、葉は大島紬を染める泥田の鉄分補給用にしたり、薪や肥料、花籠や子供のおもちゃに幅広く活用されてきました。 また土砂が流出しないための畑の土止め用としても利用してきたのです。 ちなみにソテツの赤い実は、現在でも地元の運動会の玉入れ競技に使用されることもあります。 奄美大島にはあちらこちらにソテツが育っておりますが、北部はソテ ...
イトバショウ群落
龍郷町の安木屋場集落に3haに及ぶイトバショウ群落があります。 イトバショウとは、バナナと同じバショウ科の植物で、その昔、奄美では飢餓の時は幹の芯を食料としたり、繊維を芭蕉布(バシャギン)と呼ばれる着物にしていました。 イトバショウ群落の行き方 Google MAPルート案内(奄美空港〜イトバショウ群落) 基本情報 場所:〒894-0323 鹿児島県大島郡龍郷町安木屋場 アクセス:奄美空港から車で約30分/名瀬新港から車で約38分 周辺観光スポット この施設に近い宿泊施設
中心部方面
金作原原生林
奄美大島の山々の中でも、天然の亜熱帯広葉樹が今もなお多数残っている金作原きんさくばる原生林。 生きた化石といわれる巨大なヒカゲヘゴなどの亜熱帯植物が茂り、国指定天然記念物のルリカケスやキノボリトカゲなど、稀少な生物も生息しています。 緑の間から差し込む陽光が神秘的で、森へ一歩踏み入れれば、まるで映画のワンシーンにタイムスリップしたような景色が広がります。 ちなみに金作原原生林はかつて映画『ゴジラ』のロケ地となった原生林でもあります。 2019年2月以降、設定エコツアーガイドの同行等をお願いする利用ルールの ...
黒潮の森 マングローブパーク
奄美市住用町にある役勝川と住用川が合流する河口付近には、日本で2番目の面積を有するマングローブ原生林が広がっております。 奄美大島の中部に位置しており、奄美空港から車で約1時間10分。 住用町にあるマングローブ原生林は国立公園特別保護区に指定されており、マングローブ原生林に隣接する道の駅「黒潮の森 マングローブパーク」には、休憩所やマングローブを一望できる展望台のほか、レストランや奄美の森に生きる生き物を展示したスペースも設置しております。 また、カヌーやSUPなどでマングローブ探検を楽しむ体験やセグウェ ...
モダマ自生地
みなさんは「モダマ=藻玉」をご存知ですか? モダマは世界最大の豆と言われており、アフリカからアジアまでの熱帯と亜熱帯のマングローブ林や海岸近くの常緑樹林で見られるつる性のマメ科常緑植物で、モダマのさやは木質で長さ1m、幅10cmにもなり、さやの中には直径5cm程度の種子が9~13個入っています。 波打ち際に海藻と混じって漂着する「モダマ」の種子を、海藻の玉に見立て「藻玉」と呼ばれるようになり、「ジャックと豆の木」のモデルになった豆とも言われています。 そんなモダマを間近で見ることのできるスポットが奄美大島 ...
タンギョの滝
住用町で知る人ぞ知るダイナミックな滝を眺めることができます。 落差は106m、総延長は120mほどの大きな滝、『タンギョの滝』。 本来なら、九州一の落差になる滝だが、滝がある場所が険しすぎて正確に計測されたことがないため、公式には認められていないとのこと。 ちなみにタンギョとは島の言葉で”滝”を意味しております。 タンギョの滝を目指すには周囲に大きな岩がゴロゴロ点在していて、難所も多くガイドツアーと一緒に行かなければ厳しいほどの場所にあるが、見に行く価値は十分にある、とてもダイナミックな滝。 一度見たら忘 ...
おがみ山公園
奄美市役所やアーケード商店街すぐ近くの名瀬中心街を一望できるおがみ山公園。 おがみ山は古くから島民の聖林・信仰の対象として、今もなお名瀬のシンボルとして島民に親しまれております。 昭和2年8月6日に来島された天皇陛下は、おがみ山にも登られました。 おがみ山へ上る入り口から上にある展望公園までは坂道ですが、整備されているので、鳥のさえずりや植物を眺めながらのんびり上ることができます。 展望広場へ到着する途中には、復帰記念広場があり、そこには復帰記念碑と奄美日本復帰の父「泉芳朗」の胸像と詩碑があります。 おが ...
フナンギョの滝
奄美市の「一集落1ブランド」にも認定されている奄美市住用町川内の「フナンギョの滝」。 豪快な水落を眺めることのできるこの滝は、少し前まではあまり知られていない秘境の滝でしたが、近年「一集落1ブランド」にも認定されたためガイドによるツアーも開催されるようになり観光客にも人気のスポットとなっております。 ちなみに「フナンギョ」とは「舟行」と書きます。 奄美市住用町では、昭和初期ごろ林業が盛んで、切り出した気を川に流し運んでおりました。 「フナンギョ」とは、滝周辺で切り出された木のほとんどを舟木に利用されていた ...
南部方面
四級親水公園
宇検村を通る県道79号線沿い、田検中学校入り口の小さな看板の筋を山の奥へと道なりに進むと地元村民に人気のスポット「四級親水公園よんきゅうしんすいこうえん」があります。 四級親水公園の四級とは、親水公園のある地名です。 田検集落内を流れる轟川水系の中流に位置し、オオタニワタリが生い茂る原生林的な川は真夏の猛暑も季節を忘れるほどの涼しさで、涼を求めて訪れる村民も多くいます。 私が訪れた日も30度を越す暑さでしたが、四級親水公園はとても涼しく、一時はこの場所を離れられないほどの涼しさと癒しを味わうことができまし ...
マテリヤの滝
最高峰・湯湾岳の麓に広がる広大な森林公園・奄美フォレストポリス内にある神秘的な滝『マテリヤの滝』。 「本当に美しい太陽の滝壺」と称された滝で、古くから人々の休憩・憩いの場所として親しまれている滝です。 現在は、奄美群島国立公園にも指定されているマテリヤの滝は観光客にも人気の高いスポットとなっております。 マテリヤの滝は奄美空港から車で約100分ほど走らせた大和村の山の中にあります。 マテリヤの滝がある福元盆地は、かつて大和村と宇検村を行き来する旅人や飛脚などの休息地として利用され、その昔、人家や宿場があっ ...
湯湾岳
奄美最高峰の山・湯湾岳ゆわんだけ。 標高は694.4mで宇検村と大和村の間にあります。 湯湾岳山頂への登山道も同じく、宇検村と大和村側それぞれにルートがあります。 宇検村側のルートは、登山道入口にある『湯湾岳展望公園』から山頂までは徒歩で約1時間程度登ることになります。 大和村側のルートは、9合目付近まで車で行くことが可能なため、山頂まで徒歩15分。湯湾岳の中腹にある神社までボードウォークが整備されており、宇検村ルートより格段に登りやすいルートとなっております。 湯湾岳山頂目的であれば、大和村ルートがおす ...
アランガチの滝
霊峰 湯湾岳を源流とした約30mの落差のある滝「アランガチの滝」 奄美空港から車で約90分ほどの場所・宇検村新小勝(あらんがち)にある奄美大島でも有名な人気スポットです。 落差約30mの二筋の滝・アランガチの滝は、滝つぼに流れ込む水しぶきが霧状に舞い、滝周辺はひんやりと涼しく夏場に訪れるにはとくにおすすめのスポットです。 源流となっている湯湾岳は古くから霊峰としても崇められ、奄美を開祖した二神が降り立った場所と言われています。 そんな湯湾岳が水源のアランガチの滝はパワースポットとしても人気の高い場所です。 ...
奄美フォレストポリス
【料金】キャンプサイト:500円〜(バンガロー)5000円〜 【客室】バンガロー・キャンプサイト・オートキャンプ 【住所】〒894-3212 鹿児島県大島郡大和村大字名音1476 【TEL】0997-58-3166 【ウェブサイト】http://www.amamiforest.com/ 【チェックイン】16:00〜18:00 【チェックアウト】10:00 【駐車場】あり 最高峰・湯湾岳の麓に広がる福本盆地に整備された約20ヘクタールの広大な森林公園が「森の都市=フォレストポリス」 通称『奄美フォ ...
篠穂の滝
瀬戸内町に海に落ちる滝がある。 滝の名は、『篠穂しのほの滝』。 太平洋に面する断崖から直接落ちる滝で、滝を正面から見るには海から行かねば見ることはできない。 干潮時には砂浜に、満潮時には直接海へ流れ落ちる篠穂の滝。 海上タクシーをチャーターすれば、海から望むことができます。 篠穂の滝への行き方 Google MAPルート案内(奄美空港〜篠穂の滝) 基本情報 〒894-1515 鹿児島県大島郡瀬戸内町大字嘉徳 アクセス:奄美空港から車で約1時間53分/名瀬新港から車で約1時間18分 海上タクシー 奄美海上タ ...
加計呂麻島
嘉入の滝
加計呂麻島の瀬相港から20分ほどの場所にある滝『嘉入かにゅうの滝』 ここは奄美大島のバス路線で唯一、車中から直に眺めることのできる滝です。 滝の落差は15メートルほどで、細長い滝。 嘉入の滝は古来「ウティリミズヌ瀧」として住民に親しまれ、聖域としてノロ(信仰の女性の司祭)の親神だけが身を浄める場所だったそうです。 嘉入の滝への行き方 加計呂麻島への行き方 Google MAPルート案内(瀬相港〜嘉入の滝) 基本情報 〒894-2413 鹿児島県大島郡瀬戸内町大字嘉入 駐車場;なし(路駐可能) 加計呂麻島 ...
請島・与路島
ミヨチョン岳
大山ミヨチョン岳は、請島うけじま最高峰で標高398mの山。 山頂付近には人が10名以上乗れるような大きな岩があり、そこから眺める景色が絶景! 請島池地いけじ集落の背後にある大山ミヨチョン岳は、池地集落から登山道入り口まで、徒歩で約2時間。さらに登山道入り口から、山頂まで徒歩30分程度かかります。 登山道入り口から山頂の間はガスがかかっていて濃霧もすごく、途中、狭い岩場を上るポイントも多くあるため、かなり危険を伴う恐れがあります。 大山ミヨチョン岳に登る際は必ずガイド同伴のもと、入山するようにしてください。 ...