旧陸軍弾薬庫跡日本でもっとも優れていた弾薬庫跡

奄美大島南部・瀬戸内町手安に奄美大島に残された戦跡の一つ『旧陸軍弾薬庫跡』があります。

奄美空港から車で約1時間40分、名瀬新港から車で約1時間5分の場所にある旧陸軍弾薬庫跡は昭和7年に旧陸軍により構築された弾薬庫跡。

当時としては非常に優れた構造と大量の弾薬を格納できる規模を持っており、戦時中は集落住民にも存在を知らされておらず、終戦によって武装解除の実施に伴い、備蓄されていた弾薬を運びだし大島海峡に廃棄された時はじめて存在を知ったといいます。

未だ旧陸軍弾薬庫跡にはどれだけの弾薬が格納されていたかは不明のようです。

内部は網の目にくまれた鉄骨を厚いコンクリートで固め、風圧や湿気から弾薬を守るため二重壁の構造をしており、電気設備以外はすべて当時のまま残されております。

旧陸軍弾薬庫跡には自由に入ることができ、入り口にあるスイッチをセルフで点灯させ見学することができます。

旧陸軍弾薬庫跡に行くには、『南部大島自動車学校』を目指して下さい。目の前に看板が設置しております。

中へ入るととてもひんやりとしており、コウモリも飛び回り少しばかり勇気も必要です。

弾薬庫跡は3か所あるうちの2か所が見学可能となっております。

残りの1か所は国が設置した地震観測所となっており、ここで観測された地震のデータは防災研究に活用され、戦争という負の遺産を現在は有効に活用しています。

旧陸軍弾薬庫跡のある瀬戸内町は、大日本帝国陸軍の要塞、奄美大島と加計呂麻島に挟まれた大島海峡防備のため設置した「奄美大島要塞」が築かれ、戦争の記憶が多く残る地域です。

戦争という過去の歴史を再び繰り返さないよう、教訓として残されている負の遺産を、いつまでも平和であるよう私たちに伝えています。

旧陸軍弾薬庫跡への行き方

Google MAPルート案内（奄美空港〜旧陸軍弾薬庫跡）

基本情報

場所：〒894-1531 鹿児島県大島郡瀬戸内町大字手安540
アクセス：奄美空港から車で約1時間41分/名瀬新港から車で約1時間5分
駐車場：駐車スペースあり

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